時は現代。
死神は魂を運ぶ為に今日も下界を歩く。
右手には銀色に光る銃を持ち、真っ黒な服装・・・
とても死神とは思えない顔立ちのうえ、死神のイメージとは
かけ離れた格好・・・・だが、これが現在の死神のスタイル。
「っと・・・今回のターゲットはこの家の中だね・・・」
人間ではとても出来やしないような芸当である「壁抜け」をあっさりとやる死神。
「な、なんだ!??」 「へ?私が見えてるの・・・アンタ・・・・」
「見えるも何もお前、今壁抜けて来ただろ・・・」 この人完璧見えてますぜ?
な、え・・えぇ!?一応うん。よし確認! 「私は死神。アンタが―――か?」
「死神・・!?な、嘘だろ!?て、いや、俺はそんな名前じゃねぇけど。」
嘘でしょ―――!!?有り得ないと思い、手に持っていた書類を見返す。
「あ・・・これ、私の担当じゃない」 そう、それは持っていた書類に書かれていた
担当者名は仕事仲間の担当だった。 最悪じゃん。 今更上界には帰れないし・・。
よし代わりにコイツの魂捕ってさっさと帰ろう! そうだ、そうしよう!!
「・・あのさ、俺一人暮らしだしお前一人ぐらいなら置いてやってもいいぜ?」
・・好都合。そのほうが狩しやすいじゃん。「んじゃお願いしよっかな。」
「でもあんたも物好きだね。よりによって私は死神よ?」「あぁ、だから条件付き」
「魂駆るな・・ってのはなしよ?死神にそんな条件無理だから。」銃を構える。
「わかってる・・そう簡単に駆られるつもりねぇし。」 「そう・・なら条件ってなに?」
銃を構えたまま、尋ねた「俺、お前の事気に入った。俺の彼女になって?」
は・・?冗談きつっ!!
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死神達のただ今の担当人間は・・?(名簿)
さぁ、死神との危険な生活を―――
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